〇設立理由

・どうして英語できないの

 私たち日本人の多くがどうして、中学から6年〜10年間、英語を勉強しているにもかかわらず、日常生活に困らない程度の英語さえできないのでしょうか。特に、実際の英語を聞いたり、話すことが不得意です。日本の英語教育に問題があるのは確かですが、本当にそれだけが原因なのでしょうか。


・どうしたらいいのか

 学習者にとって、一番不足しているのは何でしょうか。誰でもその答えは知っています。それは英語を実際に使ってみる機会です。もし、英語を話す外国人が側にいて、頻繁に話すことができるような環境であればどうでしょうか。


・理想的な学習環境

 そこで、学習者の側に外国人に来てもらうのは、現実に不可能だと思いますが、インターネットを使えばできるかもしれないと思いました。そこで、ネットがつないであれば、費用はかからずフリーウェアのスカイプというソフトを使えば、電話と同じように、世界中の人たちと話ができることがわかりました。


・なかなか見つからない相手

 私は、スカイプを使って英語を話す相手を探すためいろいろ調べてみましたが、うまく見つかりませんでした。そこでお互いにボランティアで英語を通じて日本語を教えてあげたり、日本に興味を持っている外人を直接探してみようと思いました。


・うまくお互いの目的が合えば

 たとえば、こちらは英語を勉強したい、相手は日本語を勉強したいと、両者の目的が一致すればうまくいくのではないかと思いました。そこで、最初はアメリカ、オーストラリア、英国、シンガポール、フィリッピンなどの大学に問い合わせて、日本語を勉強している学生を紹介してもらったり、ビジネスなどの関係で日本語を勉強している人などを探しました。
また、外国にはいろいろなコミュニティーがあります。日本語を勉強していたり、日本に興味を持っている人がいるコミュニティーなどを探してみました。


・多くの学習者に体験していただくために

 この両者をうまく結びつけることができれば、ギブ&テイクの関係がバランスよくいけば、お互い金銭的負担なしに学習できるのではないかと思いました。また、友情関係ができてくれば長続きをするのではないかと思います。


・学習者の間に立って、インターフェイス役になる

 このような活動が広がっていけば、英語、日本語の学習者にとって、理想的な環境ができるのではないかと思いICEJ (The international community for English and Japanese learners)を立ち上げました。
 私たちも両者の関係をスムースに運べるようインターフェイス役になれたらと思っています。 皆様のご支援をよろしくお願いします。

平成18年1月     代表 坂本 祥郎